天体撮影とかいう苦行

2023年秋に天体写真はじめた大素人です。

大素人が偉そうにZWO ASI183mcproを語る。

で・・・11時間12分の露出結果はどうだったのか・・・。

撮影データ

撮影地:千葉市の端っこ

鏡筒:ビクセンSD81sⅡ+フラットナー

赤道儀:SX2 PHD2にてオートガイド

180秒×224コマ(11時間12分)

カメラ:ZWO ASI183mcpro

CBPフィルター使用

 

Pixinshightにて【リニア処理】WBPP・ABE・PCC・BXT・MLT→A.Stretch

ノンリニア処理】マスク作成→彩度調整(なんか緑が強く出ていたのでGを抑え、全体的に彩度UP)→TGVDenoise

・・・183よ・・・おまえトリミングに強いはずだよな・・・( ̄▽ ̄)

まだまだーっψ(`∇´)ψ

ちょっとピントが怪しいのか?はたまたガイドが怪しい画像も纏めてインテグレーションしたからか?ボヤっとしてるけども(´∀`)クローズアップした時の精細さは感じられる(気がする、或いは気のせいか)。

2/16 19時追記:改めて183と294の写真を見比べると・・・「気のせい」レベル。或いは「肉眼ではわからない」・・・まぁきっと両方優秀なカメラってことデス!!

 

大素人の結論

・一般カメラの高画素機と同様に「解像度の高い良いレンズで適正な露出(天体の場合は長時間か)というセオリー」で撮れば高精細な画像が得られるカメラなんだろうと思う。対象にもよると思うが、銀河の淡い部分の描写はF7.9では一晩の露出じゃあ些かキツかった。

・「焦点距離を実質2.7倍にしつつ更にトリミングして小さい対象を大写しで楽しもうぜヒャッハー」というコンセプトには理にかなったスペックなのだと思う。

・レンズの中心しか使わ(え)ないという事は、それはそれでメリットも多いのだと思う。

M97とか明るめの惑星状星雲とかM3のような球状星団撮ったら面白いんじゃなかろうか思っているので次に月が隠れたら試してみようかな・・・と思いつつ・・・294で長時間の方にも興味がある・・・。

 

 

大素人なりにZWO ASI183mcproを語ってみる。

ワシら素人が冷却cmosを買おうと思った時、zwoなら183mc、533mc、294mc(各pro略。以下番号だけの表記も全て冷却タイプを指す)あたりが値段的にも選択肢に上がるんだと思う。

いきなりモノクロに手を出す輩は最早素人とは呼ばず変人奇人の類( ̄∀ ̄)

んで、ワシら素人は「スクエア?はぁ?(*´Д`*)」とか思って533は選択肢から外す。「※今考えると、センサーサイズと画素数のバランスに無理がなくて使いやすそうな気がする。」

で、、、294が約17万円で183が約13万円、、、きっとショップで相談すれば、「294の方が使いやすいですよっ!」と言ってくれそうだが、、、ワシら素人は知識が無さすぎて聞くのも恥ずかしいから夜中に通販で183をポチる。「※今考えると、294と183両方買うなら・・・その金で2600買えばよかった・・・。」

さてさて、そんなASI183mcproたん💕、、、ググってもレビューは殆ど出て来ないから、今後ワシのような天体初心者が「冷却cmosっ!」と思ってしまった時の一助になればと、、、使用感なんぞ書いてみる。「※筆者基礎情報50代のおっさん。元々「ライトなカメラ趣味」の人で、「星」はマジでクソ素人。冷却cmosはASI294、183をこれを書く約4か月前に購入。←そういう奴のレビューとご理解あれ。」

そもそもASI183mcproは小ちぇー1"センサーに小ちぇーピクセルの画素並べて2048万画素。因みにワシのカメラα7Ⅲはフルサイズセンサーで2420万画素だから、183は結構無理した取り扱い注意の曲者カメラだ。一般的なカメラでも高画素機は下手こくとノイズが出やすいとされているし、センサーサイズが小さい機種もノイズが出やすいわけだから、天体用冷却cmosカメラも同じなんだろう、、、多分、、、知らんけど(*´ω`*)んで、その対処は普通のカメラでは「いいレンズで適切な露出を与えろ!」だから、天体用カメラも同じなんだろう・・・多分・・・知らんけど(*´ω`*)

さてさて受光するセンサー1つのサイズが294の約半分って事は面積は約4分の1だから、294と同じ露出にする為には当然時間がかかる。実際、150分位の露出では対象を出そうとすればノイズがザラザラに浮き上がり、ノイズが浮き上がらない程度に処理すれば薄暗い写真になってしまった。DenoiseAIで処理してコレ↓(100%の背景部分)

この辺がスターベースさんのブログで以下の様に書かれている意味と実感。

引用開始「ただし各ピクセルが小さい=ピクセルごとの受光面積が小さいので、Fが暗くて長焦点のシュミットカセグレンなどよりもFの明るい短焦点εシリーズなどのほうが(センサーへ届く光の密度が高くなるので)相性が良いと言えます。」引用了

で、、、F7.9でムキになって11時間露出したら、それ相当にノイズは出なくなった。こっちはトドメのDenoiseAIは使っていない。(100%の背景部分)

海外の作例を見るとシュミカセでもノイズの無い綺麗な作品があるが、、、データを見ると14時間とか20時間とか撮影しているようだ。暗い望遠鏡しか所持していない場合、「撮影時間がかかる」はデメリットなのだろう。

ただまぁ逆に、暗い望遠鏡でもたっぷり時間をかければOKとも考えられる!否・・・思いたい(`・ω・´)明るい望遠鏡買う金ないし、ワシら素人は反射の光軸調整なんかできんからな!

 

因みに、写野的にレンズの真ん中しか使わん訳だから、周辺減光やら収差やらレンズの端っこを使うが故のデメリットは出づらいと思う。これは画像処理がヘボなワシのような素人にはメリットだ!ABE一発でなめらかフラット背景に(*´∀`)♪

インテグレーションしただけの画像をブーストしたもの↓

盛大に出るアンプグローもダーク引けばブーストかけてこんな感じなので実写真には影響ないと考えて良いんじゃないかな・・・。

因みに↑は

バイアス150枚 ダーク130枚 フラット100枚 フラットダーク100枚 ライト224枚のインテグレーション。「※各枚数が適切かは不明」

 

 

 

 

 

M101(暫定⑤)更に273分撮り増し

結局・・・

2/7~8 180秒×52

2/12~13 180秒×81

2/13~14 180秒×91

合計180秒×224 672分(11時間12分)の露出。時間が中途半端なのは曇って終了やらガイド不良のコマを除いたからです。

左が180秒×224コマ、右が180秒×52コマをABE→PCC→BXT→MLT→同じ回数A.stretchをポチポチして、最後にHTで山が同じ位置にくるように調整したもの。

当たり前なんだろうけど、銀河の明るさと淡い部分の描出が既に違いますね(゚∀゚)


ノンリニアでは銀河の緑が強く感じたので、ちょっと緑の彩度を下げて・・・少し青みを出したくらい。で・・・最後にTGVdenoiseかけて終了。

もうちょっと処理の方も頑張りたいので、まだ暫定⑤としときます(´∀`)

流石に11時間露出すると・・・頑張って「あぶりだす」必要が無いので、ノイズは「あぶりだされない」感じです。

 

拡大っ(トリミングサイズは適当)





 

 

M101 (暫定④)とりあえず243分撮り増し

出勤前にちょちょいと処理しただけですが(ストレッチしてノイズ処理したくらい)・・・294で撮った感覚よりザラザラしてるけど、少しマシになった印象。

ただ、昨日はガイドが上手くいかず少し星像が流れ気味のものもちょこちょこあったが、、、「ASI183はガンガン枚数撮って重ねたらどうなるんだ?の検証だから気にしない気にしない。」、、、と、まとめてインテグレーション。

現在、3分×133=399分の露光。あと201分を今日撮ってみたいが・・・風やむのかな・・・これ。

 

M101暫定③+Pixinshight備忘録Multiscale Linear Transform

今日も曇って撮り増しに行けなかったから、モスモスとPCに向かい「何とかpixinsightの処理でノイズが除去できんものか?」と研究していた。

すると「Multiscale Linear Transform」なるリニア段階でノイズを軽減する処理がある旨が某有名ブログに書かれているのを見つけた。

早速やってみる・・・

「PROCESS」→「Multiscale Linear Transform」→「下の写真のパラメーター入力」→「実行」

左斜め下のウインドウは処理直前のクローン(端っこを拡大)・・・

左上のウインドウが処理後(同じく端っこを同じだけ拡大)・・・

これは明らかに効果ありだ!!!

っつうわけでこれからは・・・

「WBPP」→「ABEorDBE」→「SCNR」→「PCC」→「BXT」→「必要に応じMLT」がリニアフェーズの流れになりそう。

 

だがしかし・・・ASI294mcpro使用時と同じようにストレッチしてみると、明らかにノイズは浮く。正直・・・294の時は最後にTVGDenoiseかますか、出力後にDenoiseAIでノイズは気にならない感じだったんだけど・・・ASI183mcproの露出不足は致命傷っぽいですな(まだ撮り増しできていないし、一コマの時間延長も試せていないので何とも言えないが・・・。更にゲインの↑↓など試すことは多い。)

 

さてさてA.stretch・・・(だいぶ使い方わかってきたよ)

マスク作ってゴニョゴニョ彩度を・・・

半分くらいにトリミング。少しマシになったけどやはりザラつく(*´з`)

おまけにやはり暗い、、、これ以上明るくするとザラザラで鑑賞に耐えない。

ああ早く晴れないかな・・・月出ないうちに・・・。

 

M101(暫定②)

昨晩の写真はとにかくノイズを炙らないようにを意識して、控え目ストレッチに控え目輝度UPに加えて、ノイズ処理をガンガンやったが、あまりにも薄ぼんやりとした写真になってしまった。

で・・・もう少しいろいろ頑張って処理をし直してみる・・・。

①銀河あぶり出し度UP

②A.stretchから

やはりまあまあザラつく(´∀`)

③昨日の

ノイズは昨日の写真が、そりゃ少ないが・・・

やはり露出不足では何をやっても何処かに無理が出るね(*´з`)

今日は晴れないかな???(千葉市)晴れたら撮り増しにいくんだけどな・・・。

 

M101 (暫定)ASI183mc proを使ってみる。

冬の星雲には画角的に294mc proの方が使い勝手が良いと考えて、294ばっかり使っていたので、183の方は昨日2/7、、、やっと初使用です。

なるほど!

スターベースさんのブログにあった、「各ピクセルが小さい=ショボいF値の望遠鏡には向いてまへんで。」って言うのはこういう意味か・・・。

F8近いワタスのsd81sii・・・。「まぁそれでも300分くらい撮ればなんとかなるだろう。」と思っていたが、夜中に曇ってしまい156分(ゲイン111 180秒×52)の露出になってしまった。いつもの感じでABE→ PCC→Bx T→ストレッチと進めるが294mcで180秒×50より、明らかに画像は暗い。

で・・・無理やり銀河を出すべく頑張ってストレッチしたり輝度を上げたりすると・・・ノイズまみれになってしまい、まったく鑑賞に堪えない。で・・・控え目ストレッチに控え目輝度UP・・・PixinshightのTGVDenoise、更にDenoiseAIで処理。

結果↓のような薄ぼんやりした暗い写真に・・・( ;∀;)

本日2/8に撮り増しを・・・と、出撃したが、薄曇りで断念。次回晴れたらあと150分くらい撮り増ししよう・・・。

多分、このカメラはしっかり露出しないと厳しい気がする。

 

一応拡大・・・。

うん・・・早く撮り増ししたい・・・(*´з`)